ポツリポツリと

むいみな世界。

2019.02.16

京都で過ごす最後の夜

明日、私は京都を出る

ここで4年間過ごした

 

そんなことどうでもよくて - ポツリポツリと

 

ここにも書いてあるけど

私にとってこのアパートは、

もの凄く大事な場所だった

 

アパートだけじゃないね、

京都もそう

最初の頃はあまり好きではなかったけど

段々と好きになってた

 

一人暮らし

初日はすごく不安でめっちゃ泣いてたな

明日からどうなるか不安で仕方なかった

 

でも大丈夫だった

ひとりぼっちが集まると凄く優しいんだよ

 

何時に帰ってきても怒られない

夜中に遊びに出かけても怒られない

好きな時にご飯を作って

好きな時にベッドに入る

 

誰にも縛られない

自由だからこそきちんと暮らしてきた

 

この部屋には色んな思い出がある

それはあまりにも些細な出来事かもしれない

でもそれが私にはすごく必要だった

 

死にたくて、殺しそうで、殺されそうで

そんなギリギリの生活をしてた私にとって

この些細な日常は何よりも宝物になった

 

夜寝る前に、お茶を作る

朝起きてテレビを付けてメイクをする

毎日のルーティー

 

終わらないと思ってたな

4年間ってあっという間だなぁ

 

写真を見返しても

記憶を覗いても

幸せしかないよ

 

友達に今日会った時に、

「自分の家に帰るの今日で最後だね」

って言われてハッとなった

 

本当だ、忘れてた

荷造りして部屋が片付いて切なくなってたけど

まだ生活感があるから大丈夫だった

 

外から家の中に帰ってくるってのは

今日で最後なんだって知った

それが悲しい

 

京都、大好きだよ

 

 

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そんなことどうでもよくて

鼻がつまって眠れないから書こう

 

あと1週間で京都での暮らしが終わる

初めての一人暮らし

なんとか4年間続いたぞ

 

このアパートに文句はたくさんあるし

京都は4年経った今でも暮らしにくいと思うけど

それでも救ってくれた感は否めない

 

実家が嫌いで

ってか両親が嫌いで

嫌いってか苦手で

このまま実家にいたらいつか母を殺してしまう

若しくは殺されてしまうと感じていた高校時代

 

なんとか説得して大学から一人暮らしを始めた

 

すると見る見るうちに殺意が消えた

死にたい欲も消えた

 

あんなに自傷行為してたのに

4年間でたったの1回だけになった

(その1回は確実にあの女が原因)

 

包丁持って真夜中に泣いてた高校時代が

ようやく救われた

 

このアパートが私を「生」に導いてくれた

大袈裟でもなんでもない

 

そして食事が嫌いで苦痛で苦手だったのに

食べることが好きになった

 

家族でご飯をするのが本当に苦手やったのに

友達とご飯を食べるのが大好きになった 

 

「産まなければよかった」

「お前には価値ないぞ」

 

って言葉、もういいよ

笑ってあげよう

 

「お誕生日おめでとう」

って言ってくれる人が沢山いるんだ

 

まだたまに昔のことを話すと

ムキになって心が荒んでしまうけど

すぐに回復できるようになった

 

分かろうと努力してくれる人達が確かに居るし

あたたかい人達が全て受け止めてくれる

 

 

そして、バイト先のパートさん達

彼女達は間違いなく京都のお母さんだ

実の母以上に母親だ!!!!

 

なんだって相談できた

友人関係、恋愛、就活、卒論、身体、日常、愚痴…

 

いつだってなんだってちゃんと聞いてくれて

ダメな事はダメって言ってくれた

不安に思ってる事は「大丈夫」って応援してくれた

「いってらっしゃい」も「おかえり」もあった

 

本当に本当に本当に本当に心強かった

何回も何回も救われた

何回嬉しくて安心して泣きかけたことか(笑)

 

否定ばかりされて育ったから

凄く嬉しかったんだ

 

信頼してる人に肯定してもらえる嬉しさを知った

 

 

本当、この4年で変われたと思う

自分で言うのも変やけど優しくなったと思う

なんの迷いもなく「ありがとう」って言えるようになった

 

4月からも頑張ろうと思う

 

 

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